読書会

友人数名と、とある小説の読書会のために集う。何の示し合わせもなかったのに、数名がお菓子の差し入れを持ってきていたため、思いのほか食べ物の多い会となった。私も気の回る夫に、「お菓子くらい持って行った方がいいのでは」とサブレを渡されていたので食べ物を増やしたひとり。ティッシュを広げてお菓子を分配していた時、参加者のひとりが「PTAの会合みたい……」と言っていて本当にそうだと思った。場所が会議室だったのもあってまさにPTAっぽかった。読書会本編も盛り上がった。それぞれが何かしらのプロフェッショナルで濃い世界観を持っているため、オピニオンからゴシップまでどれも充実の内容。インターネットには一切書けない。そういう話ができることがオフラインの醍醐味である。読書会の後は、東京駅の近辺で軽く食事会。「なめた態度を取ってくる人物(特に年上の男性)に女性はどう対峙するべきか」という話になり、反射神経のいい管理職女性A、そもそも男性からなめられづらい管理職女性Bなどからの助言が飛び交う。私は「相手の発言に対して脊髄反射的に『なるほど』などと返さず、とりあえず『うーん』など1、2秒時間をかせげる言葉を発するべき」と言ったのだが、それについて反射神経のいい管理職女子がすかさず「そういう『踊り場ワード』を持つのは大事」と一言。踊り場ワード、いいネーミングだ。私もワードの手札を増やそう。

日記