1825日

夕方、保育園にマメ氏1歳を迎えに行き下駄箱前で靴を履かせていたところ、同じ園の女の子が「この子かわいい〜」と話しかけてきた。何歳? 名前は?と訊ねられ、1歳だよ、マメだよ、と返す。お姉ちゃんは何歳? と訊いたら「5歳」とにっこり。おしゃまな5歳氏は、壁にもたれながらいろいろと話してくれた。「あのねえ、昨日はキミボク会をしたの」「キミボク会?」「キミボク会。みんなで集まってね、お菓子を食べながら映画を観たの」うーん、親睦会、か? 「いいねえ、マメ氏もそういうことしたいね」「この子は入れないよ。だって女の子だけのキミボク会なんだもん」「そうかあ、残念だね」「でもね、DVDを再生できるのはおじいちゃんだけだから、おじいちゃんだけは一緒に観たの」「なるほどねえ」「(マメ氏を指差して)君も大きくなったらそういうことができるような人になるといいよ。でも、大きくなるには1825回も寝ないといけないよ」「たしかにそうだね」。たぶん彼女の親御さんが、5歳になるまでの日数を教えたのだろう(正しくは1826日?)。考えてみると、マメ氏はまだ生後500日くらいで、私は13860日くらいだ。なんという隔たり。私も、生きてきた日数の近い人たちと久しぶりにキミボク会をしたい気持ち。マメ氏は私たちのやりとりの間、ずっと怪訝な顔でたたずんでいた。

日記